クラシックバレエの発表会のサポートをして感じたトレーナーの必要性

2016年8月1日 2024年4月10日

vigorlife

みなさんこんにちは！

今日から8月になり、いよいよコンテストまであと３週間に迫り、焦る気持ちを抑えられなくなってきているパーソナルトレーニング専門スタジオ「プログレス宮交シティ店」代表兼パーソナルトレーナーの滋井です。

日焼けも減量も今のところ順調ですが、どれだけやれることをやっていても常に不安な気持ちはあります。

やはり初めてチャレンジすることには何事も不安がつきまとうものですよね。

ただ、今３歳になる娘を見ていても感じますが、やったことのないことにチャレンジして経験をすることで、壁を乗り越えて自分自身の成長につながっていくんだと思います。

今の自分の居心地の良い環境から一歩外へ踏み出すことで、今の自分よりも明日の自分のことがもっと好きになれるように今日一日を大切に過ごしていきます 😆

バレエダンサーのサポートに行ってきました！

さて、昨日は僕の妻が教師兼ダンサーとして所属しているプチ・プルミエールバレエの２年に一度開催される発表会があり、出演するダンサーのコンディショニングのサポートに行ってきました。

発表会と言っても決して身内だけで行うような小さな規模ではなく、宮崎メディキット県民文化センターの演劇ホールという１，０００人規模のコンサート並みのスケールの劇場で開催されるため、毎回相当に力を入れた舞台を披露されています。

これだけの客席がいっぱいになるほどお客様が入った舞台で踊るとなると相当な緊張感でしょうし、踊りきった後の大拍手を受けているときなんて最高の気分でしょうね～！

さらに毎回全国で活躍している男性のゲストダンサーをお招きしてクラシックバレエと言えばコレ！というくらいのインパクトのあるリフトも見ることができるので、本当に発表会というよりもコンサートのようなプロのパフォーマンスを観て楽しむことができます。

さらにさらに！今回上演される演目がチャイコフスキーの三大バレエ曲と言われる３つの中の1つ「くるみ割り人形」の全幕舞台ということもあり、踊りのパフォーマンスだけでなくそのストーリーも楽しむことができるので、大人も子供も楽しめる舞台です。

・全幕とは
全幕というのは、１つの公演が２幕～３幕程度で構成され、きちんとストーリーになっている公演を指します。各幕の間には長めの休憩も入り、ホワイエで飲食ができます。
・見どころ
このストーリーの中に、男女で踊る華やかな「グラン・パ・ド・ドゥ」があったり、テクニックの見せ場となる一人で踊る「ヴァリエーション」があります。

ここがスポーツとは違う！クラシックバレエの練習環境

今回は以前までの反省も踏まえて本番の前日のリハーサルからサポートに入らせてもらい、本番に向けた舞台の準備やその流れも全てでは無いですが見させていただきました。

以前から妻を見ていて感じていたのですが、どうしてスポーツと違ってバレエは本番に近くなるほどダンサーが疲弊してカラダの色々なところを痛めながら無理をして本番を迎えるような状況になってしまうんだろう？という疑問が今回リハーサルからサポートに入っていてようやく解けました。

まずスポーツの場合、基本的には試合にかなり近い状況で練習することができるのがほとんどなのではないかと思います。（もちろん厳しい環境でやっている場合もあるかと思いますが。）

例えば、サッカーであればある程度の広いグラウンドがあり、人数も最低１１人は揃って練習しているのが当たり前の環境なのではないかと思います。

またバレーボールやバスケットボール等も体育館で自前のコートがあり、練習人数が足りないなんてことはあまり見かけないですよね。

さらに試合直前の時期にガンガン練習するなんてことは無く、試合前には何日間か調整の時期を作り、試合では最高のコンディションで迎えられるように準備をします。

これがクラシックバレエになるとなかなかそうはいかず、それほど広いスタジオを常設して運営している教室はほとんどありませんので、全員揃って練習するとなれば別の公共の広い施設を借りて練習するしかありません。

また男性のダンサーがあまりにも少ないため、男女ペアで踊る練習に関してはほとんど、もしくは全くできず今回のようにゲストダンサーを招待しても、一緒に練習できる時間はごく僅かな時間しかありません。

そのような練習環境のため、どうしても公共の施設を借りて男性ダンサーがいる限られた時間に無理やり詰め込んで長時間の練習を本番直前に行わざるを得なくなるのです。。。

しかも普段よりもはるかに広い環境で動き回る為、慣れていない分カラダにかかる負担も相当なものになるでしょう。

当然そんな環境では怪我をしないほうが不思議なくらいですよね。

今回の舞台も当然のようにどのダンサーもかなりカラダに疲労が溜まり、本番の舞台をベストなコンディションで迎えられるような状況ではありませんでした。（今回は教室側の依頼により前日リハーサルからサポートに入っていたので、コンディションの落ちているダンサーにはしっかりとケアをさせてもらい、舞台当日も問題ありませんでしたが）