なぜ土踏まずが無くなってしまうのか?その①

みなさんこんにちは!

先日のトレーニングでお尻の筋肉が猛烈な筋肉痛に襲われているプログレス〜パーソナルトレーニング&ピラティス〜代表兼パーソナルトレーナーの滋井です 🙂 

私たちトレーナーという仕事はお客様に偉そうに指導するだけではなく、自ら体現する姿勢が大切だと思っているので日々時間を捻出してトレーニングに励んでいます。

そういったところからお客様が何かを感じ取って下さり、モチベーションになったり、信頼して下さる要因になったりすることが多々あるので、これからも自らに厳しくそして楽しんでトレーニングを続けていこうと思います!

 

なぜ土踏まずが無くなってしまうのか?

さて、前回書いた足についての記事にたくさんの方が興味を持ってくださったようなので、今回は足の骨格が何故崩れてしまうのか?という原因について3回シリーズで1つずつご説明していきたいと思います。

前回の記事はコチラ!

あなたの土踏まず、土を踏んでいませんか?

 

まず、足の骨格が崩れて土踏まずが低下してくる原因として考えられるのは下記の4つです!

1、自分の足に合っていない靴を履いている

2、姿勢

3、歩き方(走り方)

 

お客様の中にはたくさん歩いて足の筋肉をたくさん使っているから大丈夫だろうと思っていた方もいらっしゃいましたが、歩くフォームが悪い状態でたくさん歩けば逆効果になることもあります!

では今回は3つの重要なポイントのうちの1について説明していきたいと思います。

1、自分の足に合っていない靴を履いている

まず一つ目は自分の足に合った靴を履いているか?というポイントについて。

靴屋さんに行けば無数の種類の靴があり、自分の好みのデザインや仕事の内容、ファッションに合わせて選ぶ靴も変わってくるのではないかと思います。

もちろんどんなデザインの靴を履いてもらっても構わないのですが、問題はあなたが選んだ靴があなたの足に合っているかということ。

もしこれが合っていなければ、現在あなたの足が正常な機能をもっていたとしてもその靴が原因で足の骨格が崩れてしまうような姿勢や歩き方につながってしまう可能性が高くなります。

僕も以前東京に出張に行った際に自分の足に合っていない靴を履いて歩きまわったために、2~3日程度の期間で足底筋膜炎という足の裏の痛みの症状に苦しんだ経験があります。

その後、足に合った靴を選んで履くようになってからは同様の症状が出たことは一度もありません。

 

と言われても、自分の足に合っている靴って何を基準にして選べばいいの?と思われると思いますので、そのチェックポイントをお伝えしておきますね。

自分に合った靴を見極める基準として皆さんに知っておいてもらいたいのは、以下の3つの基準を満たしている靴です。

・自分の足のサイズと合っているか?

・足の指の付け根の部分が曲がるような構造になっているか?

・踵(かかと)の部分が安定しているか?

 

自分の足のサイズと合っているか?

まずは自分の足のサイズに合った靴を選ぶこと!

これは最も単純なことですが、自分の足のサイズと合っていない靴を履いていると足の形を崩してしまう原因となります。

何故かというと、自分の足よりも大きいサイズの靴を履いていると、靴の中で足がズルズルと滑って動いてしまいますよね。

靴の中で足が動いてしまうと歩く際にしっかりと踏ん張りが利かないため、その動きを止めるために足の指を曲げて常に靴の中で足が動かないようにグリップを利かせるような状態になります。

そうすると足の指を曲げる筋肉が常に緊張状態になり、足の骨格を支える筋肉のバランスが崩れてしまうことで足の形が崩れてしまいます。

また自分の足よりも小さい靴を履いているのも、靴の中で常に指が曲がった状態になってしまうため、足の形が崩れる原因となります。

自分の足のサイズに合った靴を履くなんて当たり前のように感じる方が多いかと思いますが、ちゃんと調べてみると以外に全然違うサイズの靴を履いている方が多いです。

合っていない方だと2センチ近く自分の足よりも大きい靴を履いていたなんてこともあります。笑

なんでこんなことが起こるのかというと、自分の足のサイズは25センチだと思っていても、靴のメーカーによって25センチのサイズというのは微妙に違ってくるからです。

あとは、足の横幅のサイズのフィット感で靴を選んでいる方は実際の足のサイズよりも大きい靴を履いている場合があります。

なので、靴を選ぶ際には自分の足の縦のサイズを事前に測っておいて、そのサイズの前後のサイズの靴まで履き比べをしてから選んでもらうことをお勧めします!

足の指の付け根の部分が曲がる構造になっているか?

人間の足というのは歩くときに後ろ足側の指の付け根の関節が曲がることで足裏のアーチが高くなり、足首を安定させ進行方向に向かって推進力を出しやすくなる仕組みになっています。

このような足の機能をウィンドラス機構といって、歩くときに片足でバランスを取りながら移動することを補助する機能としてとても重要な働きをしてくれています。

しかし、この指の付け根の関節部分がほとんど動かないような固い構造になっている靴を履いていると、足首を安定させることができなくなってしまったり、そもそも正常な歩き方ができなくなるため歩くフォームが崩れてしまい、それにより引き起こされる問題が出てしまう原因となります。

ということから、靴を選ぶときにはデザインや形といった外見だけでなく、動くべきところが動く構造になっているかどうかを確認してから選ぶようにしてみてください!

踵(かかと)の部分が安定しているか?

最後の1つは靴の踵の部分がふにゃふにゃした作りではなく、しっかりと固定された作りになっているか?というポイントです!

なぜこの踵の部分が固定されている必要があるのかというと、人間は立っているときや歩くときなど、体重をつま先側よりも踵側に高い比重でかけながらバランスをとっています。

でも、その踵部分がふにゃふにゃした不安定な構造になっている靴を履いていると、踵の骨が常にグラグラして揺れてしまうため外側や内側に踵の骨を傾けた形で支える癖がついてしまいます。

これは右足の画像ですが、左側と右側の足は真ん中の正常な状態と比べるとかなり踵の骨が傾いてしまい、足全体の形の崩れにまで影響を与えてしまっています。

それだけ踵の骨を真っ直ぐに保つということはかなり重要な要素なんです。

もちろん靴に影響されることなく踵の骨を真っ直ぐに安定させる能力を持っている方については必須というわけではありませんが、現在土踏まずが無くなってきている方や、外反母趾が出てきている、X脚・O脚等の問題があるという方は靴の踵部分がしっかり安定している構造の靴を選ぶようにしてみてください!

 

というわけで今回は土踏まずが無くなってしまう原因の一つである「自分の足に合っていない靴を履いている」というケースにおいて重要な3つのポイントについて解説しました!

ぜひみなさんも今履いている靴は大丈夫か確認してもらったり、これから靴を履き替えるという場合に参考にしてみてくださいね!

次回のブログでは二つ目のポイントである「姿勢」について解説していきます。

 

ではまた!

 

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